求められる看護師像、どんな人柄が望まれる?

看護師入学式ガイダンスで、望まれる看護学生求められる看護師像についてのお話を伺いました。看護学校に入学したら大学のようにただ卒業することだけが目的ではない

3年間学習しても卒業で得られるものは、看護学校を卒業したということだけで国家試験に合格しなかったら意味がありません。最終目標は、3年後の国試合格なんですよ!。

専門学校を卒業する3年生のときに受験した場合は、100%に近い水準で合格できるのに卒業した翌年の受験では75%50%25%とどんどん合格率が下がっていくそうです。(看護学校の合格率にもよりますが)

入学式で浮かれていた私にとって初日から厳しい現実をつきつけられました。将来を見据えて精一杯頑張らないといけないです。

看護学校によっては、合格率を上げるために国家試験に合格するレベルに達していないと思われる生徒に対して肩たたきもある模様、国家試験前に卒業試験で不合格にして卒業試験を合格しないと国家試験を受験させないなどの話も聞きます。100人の学生のうち確実に合格できそうな80人だけを受験させれば合格率は、100%に高い数値になりますもんね。

留年の数は、公表していない学校が多いものの(定員)入学者と卒業者の人数があまりにも合わない学校は退学者が多い学校かもしれません。

 

 学校別 第99回(平成21年度) 第100回(平成22年度) 第101回(平成23年度) 第102回(平成24年度) 第103回(平成25年度)
 専門学校  95.90%  95.40%  97.70%  92.90%  94.20%
 短期大学  92.00%  92.30%  94.40%  83.60%  84.10%
 大学  97.50%  97.90%  98.30%  94.80%  95.70%
 全国平均  89.50%  91.80%  90.10%  88.80%  89.8%

 

ガイダンスで求められる看護師像、看護師(看護学生)としてどんな人柄が望まれるか?というお話をお聞きしたのでご紹介させていただきます。

豊かなコミニケーション能力

コミニケーション能力が大切、看護師は薬剤師、医師、栄養士など医療スタッフとチームで連携する機会が多い、現代の子たちは、メールやライン・SNSでやりとりはできても実際に目を合わせて人と人とコミニケーションする力が欠けている事が多いようです。老若男女・年齢・性別・性格・職業のことなる患者さんと接しなければいけないですしコミニケーション能力と正しい知識や技術を身につけることが大切。

リーダーシップの重要性

リーダーシップとは、資質・能力・力量・統率力といった意味があります。中でも看護師にとってのリーダーシップは、看護師としての資質や能力につながります。新人ナースとはいえ、看護学生とはいえ患者さんに対してのリーダーシップを発揮していかなければいけません。リーダーシップといっても自分の意見や主張を患者さんに押し付けたり従わせたりするという話ではありません。看護師の存在は、患者さんにとって大きな影響力を持っています。しかし性格的に「私は無理、仕切るタイプではない」と思っているようなら看護師の資質に欠けてしまうので努力しなければいけない部分となってきます。職場でも部活でも学校でもリーダーと呼ばれる人がいて少なからず周りに影響を与えます。人前で仕切るのが苦手な人も多いと思いますが、努力で克服できる部分です。

信頼される人になる

看護師は、人と人とのかかわり合いが大切です。患者と看護師、医師と看護師、医療スタッフと看護師というように人間関係はつきものです。幅広い知識と確かな技術を持った上で互いに声をかけあい連携していくことで患者さんや医療チームにとって信頼される看護師に近づいていけます。

確かな看護技術

看護師の仕事は、患者の日常生活の援助(食事・排泄・清潔・着替え・移動・睡眠)が中心となります。雑巾をしぼる・りんごの皮がむけない・マッチが使えない・缶切りで缶詰をあけることができない・急須でお茶を入れることが出来ない、コレ小学生の話ではなくて今の高校を卒業した子たちの話なんだそうです。とくにタオルで患者さんの体を拭いたりするのでタオルの絞り方は、覚えておきましょう。できて当たり前、できないことは恥ずかしいこと。頭の中で得た知識を受け止める力と学力が大切です。学力があっても相手の立場になって物事を考えられないようであれば看護師の資質に欠けているのかもしれません。相手の思いを共感したりくみ取れる人になっていいくことが大切。幅広い知識と確かな技術と豊かなコミニケーション能力が不可欠となります。日常生活から親に依存してい他人は自立しなければいけません。

幅広い専門知識の習得

あらゆる場面において正確で的確な判断力が求められます。基本をふまえたうえで応用力や柔軟な物事の捉え方が必要になり幅広い専門知識を身につけなければいけません。もともと不器用だったり記憶力がわるい場合は努力が必要。

笑顔

人と接するとき笑顔で話すことが大切

集中力

集中して指示を聞く姿勢

学習に対する姿勢

看護学校1年生の基礎的な学習の積み重ねが大切です。1年生で覚える解剖生理学など暗記しなければいけません。しかし中学や高校と違って暗記プラス理解力や応用力が必要になってきます。2年目、3年目の学習や実習で身につけることはずべて1年目の学習が土台になっています。そういった意味では知識や学習の量よりも質の高さが必要になります。看護学校の合格率は、90%ほどです。とうことはクラスの1割は不合格になると考えます。40人定員だったら1割は落ちるのでクラス順位36位、37位、38位、39位の人は、相当な努力が必要になります。

看護学校を選ぶとき合格率や退学者の有無も調べておくといいかも

私の住んでいる地域は、偏差値が高い県立のA看護学校と私立のB看護学校とC看護学校があります。A看護学校は入学金も授業料もとても安く奨学金制度も他よりも高額で充実しています。お礼奉公の期間は、3年間で奨学金の返済は、ゼロになります。しかし退学者が多く国家試験合格率が低いといわれています。

B看護学校は、A看護学校と比べると偏差値は下がりますが退学者が少なく国家試験合格率が高いのが特徴です。C看護学校は、私立で学費は高いものの偏差値が低いのですべり止めで受ける受験者も多く倍率が高いです。しかし蓋をあけてみると国家試験の合格率は、100%か100%に近い水準です。退学者は公表していないので調べにくいかもしれませんが実際にその学校にかよっている学生さんに聞いてみるのが1番良いのかもしれません。

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