看護学校退学者の割合は15%!資質が問われる厳しい世界

正看護学校も准看護学校も退学者の割合は、15%といわれています。15%という数値は、40人クラスで6人の退学者がいる計算になります。実際に数字を聞くと想像以上に留年や休学する数の多さに驚きました。

入学定員と卒業生の人数が違いすぎる!退学か休学か留年か?

実際に調べてみたところ県立A看護学校の定員は30名、入学式では定員の30名が入学していますが3年後の卒業生は17名。休学が留年かは分かりませんが56.7%なので異常に高い数値です。30名中24名の年もありましたが全国平均より高い20%が卒業できていません。(もしかしたら退学しておらず休学や留年なのかもしれませんが)私が入学した看護学校は休学率や退学率は全国平均より低く卒業生の人数も定員の8%以下でしたが、毎年数人は看護学校を辞めているようです。高1のとき高3のときに行ったオープンキャンパスの2年生が同じ人だったので3回くらい留年していたのかもしれません。笑。

曖昧な理由で看護学校に入学すると挫折しやすい

「学業(成績)は、トップレベルで入学したもののコミュニケーション能力がゼロ」「親に安定した職業だからといわれるまま入学してしまった」「看護師の資格があればなんとかなるとまわりに薦められた」「妹や弟の面倒を見るのが好きで人の世話が好きだった」「男子看護学生に良いイメージを抱いていたが現実は女社会で大変」曖昧な理由で入学しているケースも多いようです。

学力のレベルは高いのに看護師としての資質に欠けている、プライドが高く誰か他の生徒と比較されて深く傷ついた、患者さんのいる前で注意・指摘されてショックだった、自分だけ教員に嫌われている気がした、先輩に看護計画の甘さを指摘された、留年すると応援してくれている親に申し訳がない、煮詰まってしまい考えがまとまらなくなった、など様々な理由があげられます。

昔から医療現場は、日進月歩といわれており国家試験に合格したからそれで終わりではありません。継続して学ぶ姿勢が大切になります。看護師は患者さんの生活を支えていくことも仕事に含まれます。そのためにまずは、自分自身に基本的生活習慣が身についていなければいけません。患者や家族を思いやる心と患者や医療スタッフとチームを組んで治療をすすめていく一員となるために対人関係やコミュニケーションが大切になってきます。

まずは看護学校に入学。そして国家試験合格!

看護学校に入学するまでは、倍率も高いし評定は低いし「とりあえず入学しないことには夢への第一歩踏み出せない」と思っていましたが入学したら入学したで次は国家試験合格に向けて頑張っていかなければいけません。国家試験にたどりつくまでに1ヶ月平均で6教科の試験があるというので勉強・試験・授業・実習・記録この繰り返しルーティンなのだと思います。国家試験の合格率が90%なので40人クラスの10%は、不合格となります。40人クラスだったら37位、38位、39位、40位の人は、危ない状態といえます。高校と看護学校の生活はいろいろな点が違ってくるので早い段階で慣れていかないと置いてけぼりをくってしまうようなイメージです。

 学校別 高校 看護学校
 授業時間  55分間  90分間
 部活動  あり  なし
 睡眠時間  あり  削らなければいけない
 試験の合格基準 30点~40点以下の欠点で再試験。再試験でクリアできれば進級可能  60点以下の不合格点だと単位が認められないと留年決定で落第する
 アルバイト  学校の規則による  原則禁止
 学習習熟度の低さ  テストの点数に反映される  患者さんに直結する
 テスト  中間テスト・期末テスト  各教科終了ごとに試験
 休日  土曜日・日曜日・祝祭日 春季・夏季・冬季休業  土曜日・日曜日・祝祭日 春季・夏季・冬季休業
 課題の量  学校によって違う  学校によって違う
 カリキュラム  余裕がある  過密

資質が問われる臨地実習

臨地実習とは、知識や技術・態度・社会的基礎力全てが必要になります。高校までは、暗記をすれば点数が取れていたのに看護学校では、暗記にプラスして自ら的確に正確に判断し行動する力が必要になります。臨地実習で不合格になる人は、学んだことを活用できないため看護師としての資質を問われることになります。緊張しやすくプレッシャーに弱く自分を追い詰めてしまう、指導教員を前に極度のストレスを強いられる、ストレスで不適応を起こしてしまう

看護学生は、教室で学んだ知識を実習でさらに深め記録します。記録した内容は帰宅後レポートにまとめ期日までに提出しなければいけません。教員といっても「人」なので当然生徒の好き嫌いがあります。看護学校は、軍隊なみで職場はブラックとかというのもあながち嘘じゃないのかも。

大学短大看護系より専門学校卒業した人の離職率が高い

無事看護学校を卒業しても国家試験に合格しなければ就職の内定も取り消されてしまいます。病院に就職できても1年以内に退職してしまう看護師が多いのが現状です。試験で合格しても看護師1年目では即戦力にもならないため一人前とみなされません。看護師として働き始め2年目も半人前、3年目になりようやく使い物になるといわれています。自分は、病院の即戦力となって働くつもりで就職しても早い段階で挫折するケースが多いようです。およそ10%が就業した1年目に辞めてしまっています。次から次へと壁と戦っているようなイメージです。自分の習熟度の甘さや低さが患者に影響を与えてしまうという話を聞き頭でっかちであってはいけないと痛感しました。

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