看護学校入学前、入学後、国試前の勉強法

看護学校入学前は看護学校に入るための勉強が必要です。入学後は看護の基礎を学んでいきます。1、2年の学習法と3年生の国試の勉強法は、範囲が広いこともあり同じやり方ではなく勉強法を進化させていかなければいけません。

看護学校入学前は情報収集と受験準備のスタート

看護学校の入学試験は、英語、数学、国語の3教科です。学校のテスト勉強とは異なり、出題パターンを熟知しておくことが合格のポイントとなります。過去問題があれば繰り返し取り組みます。

数学の勉強法

数学が苦手で大嫌いな人は、「坂田アキラの 医療看護系入試数学I・Aが面白いほどわかる本」という本がわかりやすいです。

私は、中学のときから数学が大の苦手で高校の3年間も数学だけ微妙な成績でした。大の苦手科目だった数学の底上げを図るのに助けられた1冊です。

坂田アキラさんの本で勉強をしなかったら看護学校も不合格だったはず。看護系の学校や学部の(文章題など)出題されやすい問題で構成されています。最初から最後まで取り組み、2回目は、最後から最初のページに向かって復習しました。苦手なだけあって繰り返し取り組んでも忘れてしまうので本当に助けられた1冊でした。数学が苦手で何からどうしたら良いか分からない末期の方向けですよ。看護学校(受験校)の過去問題が入手できれば出題分野を重点的に取り組みましょう♪

国語の勉強法

国語は、漢字(読みも書き)文法、敬語、熟語、文学史を中心に常識問題が出題されます。看護学校の受験対策として取り組むなら「看護医療系の国語常識」で頻出問題を中心に勉強します。時間に余裕があれば「看護医療系の現代文」で「抜き出し問題」「記号選択問題」「記述問題」などに慣れておくと完璧です。

英語の勉強法

英語は、「看護・医療系の英語 新課程版」が分かりやすいです。文法・語法、英作文、長文読解、単語、発音、アクセント、会話文など攻略しやすくなっています。国語も英語も数学の3教科だけ頑張って合格を勝ち取りましょう。学校でも中間考査や期末考査があるかもしれませんが評定が決まるのは夏までなので秋からは、定期テストの点数を上げることより受験勉強にチカラを入れた方が良いと思います。過去問題は入手しにくいので「看護学校入試精選問題集」などに取り組みます。

入学試験のほかにやっておくこと

入学試験は国試に合格できるチカラを見られます。まずは勉強重視です。時間に余裕があれば、志望動機、小論文、面接や集団(グループ)討論(ワーク)で積極性や協調性を評価に加える看護学校も増えているので対策をしておくと安心です。看護学校の情報収集は春休みから始めます。志望校は夏休み前に決めておきます。夏休み中にオープンキャンパスが実施されるのでできるだけ見学に行きます。

看護学校を見学すると学校の雰囲気を見たり知るだけでなく看護学校に入学したい気持ちが強くなり目標が明確になります。学習計画も立て集中して受験に備えられるようになります。不合格になった場合、何校か受験しなければいけなくなるので、1~2校は見学しておく良いと思います。周りの看護学校受験者は、合格のタイミングが学校によって異なるので2~3校受験する子が多かったです。早めにリサーチしておきましょう。見学に行っていないから不利になることはありませんのでご安心くださいね。

看護学校の倍率は、4倍5倍は当たり前です。粘り強く勉強を続けることが遠い道のりのようで結局は合格を決める近道です。

学費や奨学金の確認

入学金や学費は、保護者に負担してもらわなければいけない部分です。奨学金のことも調べておきましょう。看護学校や病院の奨学金、就職先となる病院がある都道府県にも奨学金制度があります。あらかじめ調べておくようにしましょう。

看護学校入学後の勉強法

看護学校に入学したばかりの頃、勉強のしかたが分からなくてテストの成績もすごく悪かったです。高校の時の勉強方法と違うので戸惑いました。先輩にテスト勉強の仕方を教えてもらいましたが、教え方が上手な先輩もいれば伝え方が下手な先輩もいるので参考にならなかったです。

(というか自分の頭がついていけてないw)要領が悪くて勉強しても点数が取れない理由は、授業に集中していないことでした。テストに出題される問題は、先生が出すので授業の中で何度も先生が強調していたり詳しく説明を加える部分に着目します。先生の口癖やポイントとなる部分に「テストに出る」とハッキリ言う先生もいました。テスト勉強のやり方にも無駄がありました。最初1、2、3、4と順序立てて勉強していましたが看護学生は、時間がとにかく無いので丁寧にやろうとすると結果的に間に合わなくなり点数がとれなくなります。

成績優秀者の勉強を真似る

成績優秀者の勉強法を真似ることで対処しました。優秀な子いわく・・私の勉強の弱点は1~10まであったら全部書いて覚えようとすることでした。結果間に合わなくなり全問題に目が通せず点数が取れないと指摘されました。無駄は徹底的に省くのが大事で過去問が入手できれば過去問にも取り組み、簡単でも下手でも自作の絵は、頭にインプットされやすいので手書きにすると良いようです。あとは付箋を使ったりシールを使ったり高度な解剖図は、コピーしてあえて描く時間を短縮するというメリハリが大事みたいです。試験前からじょじょに勉強を始めて最終日は完全徹夜で試験にのぞむようになりました。

プチナース定期購読

クラスメートの中には、3年間で再試を何度も繰り返し挙げ句、進級できずに辞めた子もいました。卒業試験に落ちた子=卒業出来ないので国試を受けられなかった子もいました。最終的に40人中10人が看護学校を去っていきましたが1年生のうちから勉強法の改善点を必死で考えることが大事です。

付箋学習法

看護学生の間ではやっていたのが付箋勉強法。大判の付箋をペタペタ貼る勉強法です。付箋の部分だけ浮き上がって見えるので頭に入りやすいようです。付箋がペラペラしてはがれやすいのと色が自分好みではなかったので、私はインデックスシールとして活用するだけだけでした。

青ペン暗記学習法

「頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法」に青ペンで書くと暗記しやすいと書いてあったので頭に叩き込みたいこと、覚えたいことは、ノート一面に青ペンで書きなぐるようにしていました。間違えやすいことミスする箇所に蛍光マーカーを引くようにしました。記憶力が良くないので効果は実感できず途中でやめてしまいましたが今も大事なことや忘れていけないことはノートをパッと開いたとき「ここ忘れていけないとこ」「覚えなければいけないとこ」というインパクトで頭に入れやすいのでぜひ試してください。青ペン学習法で国試を無事合格した子もいましたよ。

文房具は、自分にあうものを選ぶといいです。パイロット ゲルボールペン、Hi-TecC 0.5が私のお気に入り♪ゼブラジェルボールペンサラサ0.4やぺんてるゲルインキボールの0.5も書きやすいです。目立たせたいところは、ぺんてる水性ペンをつかっていました。

国試前はメンタル崩壊w

看護学校入学前は、高校3年生の春休みから夏休みにかけてエンジンをかけて秋から冬にかけてエンジンをふかして看護学校合格できました。高校生のときは、人生で一番勉強した!と思っていましたが看護学校入学後は、テストばかりで毎回「過去最高に勉強したわ」と思いながら勉強をしていました。私が通っている看護学校では6月、10月、1月と全国公開模試を受けさせてもらっていました。

国試には、必須問題(80点以上がボーダーライン)、一般問題と状況設定問題(年によって変動)するというシステムがあるため「勉強をやってもやっても不安しかない」と状況であきらめずに勉強をするメンタル力も大事です。

勉強垢が役に立つ

国試の問題は、毎年少しずつ変わるので単純に過去問をこなして記憶すれば良いという単純なものではありません。10人中9人合格、10人中1人は落ちるという・・不安で周りもおかしなテンションになります。どの分野もくまなく勉強し頭に叩き込まないといけないんですね。

意外と役立ったのはtwitterやInstagramから勉強専用アカウントです。見つけて覚えにくいものや頭に入りにくいものを、どうやって覚えるか勉強の参考になりました。

よく出る国試
3年生になってから看護師国家試験の模擬試験は3回受けましたが、友達が通っている看護学校は、1回受けただけと言っていたので看護学校によって差があるようです。本番と同じように必須問題、一般問題、状況設定問題、という流れで午前と午後に行われます。

私は昼から眠くなるのでエナジードリンクをペットボトルに入れて持っていきましたよ。

 

国試勉強法

自分の頭で考えてイラストを描くのは絵心が無いので苦手です。でも、勉強垢の画像を見ながら真似て描くと勉強するのも楽しくなりましたしクラスの子に見せたた覚えやすい!と感謝されました。覚えにくく頭に入りにくいのは、皆一緒のようです。勉強垢で探してみると良いですよ。

国試勉強法

勉強してもしてもキリがない

卒業証書

最初は普通のレビューブックでしたが国試前はメタボに膨れ上がり「勉強した感」が出てきました。

メタボ

夢の実現のために「覚悟」をもって勉強をするしかありません。

メタボ
今している勉強は、目先の合格というゴールだけでなくテストや国試につながっていきます。