保健師まるごとガイド 資格のとり方・しごとのすべて(感想)

保健師

先日坂本すがさんの「看護師の仕事につきたい」という本を読みました。看護師志望ではなかった著者が大学受験に失敗し看護学校に入学してからのことを綴っています。

看護師資格取得後、保健師や助産師を目指す?

看護師の国家資格を取得したあと保健師を取得しダブルライセンス、助産師を取得してトリプルライセンスというフレーズがかっこよく思えたのに「保健師の資格」などまったく眼中になかった私ですが、こんな本を借りてみました。眼中にないというより看護学校に入学できるかどうかも合格が決まるまでは考えられない状況といったほうが正しいのかも?(笑)

看護師の仕事につきたい

面接でしっかりした受け答えができるように質問や回答を書いていく中で「5年後の自分」「10年後将来自分は、どうなっているか?」というテーマを書いた時、答えが思い浮かびませんでした。私にとって看護師という存在は漠然としたもので、まずは看護学校に合格できることが第1目標、3年後に国家資格を取得するのが次の目標。でも卒業後の進路は、病院で働くことしかイメージになかったのです。

保健師になるには?資格取得のルート
保健師資格

保健師まるごとガイド [ 全国保健師教育機関協議会 ]

助産師や保健師にすすむためには、まず看護師国家資格を取得してから大学や短大・専修学校で学ぶというルートで資格を取らなければならないんですね。大阪医専の高度看護保健学科は、昼間4年制だけど看護師(国家試験受験資格)、保健師(国家試験受験資格)、第1種衛生管理者、養護教諭2種、高度専門士などが取得できるほか助産師養成校 受験資格も得られるようです。

私は劣等生だと思うので資格取得やスキルアップという考えは、あまりありません。ただ保健師資格で対象となるのは、妊産婦・新生児、乳幼児や高齢者・障害者など。そして一人ひとりと向き合う時間も多い印象を持ちました。働く場所は、病院・児童相談所・保険センター・地域包括支援センター・養護教諭(養護教諭の教員免許状の普通免許状が必要)保健所など。看護師とおなじように資格取得後、枝分かれして専門分野にすすむイメージを持ちました。

私の住んでいる地域の保健師さんは、2人。1人は、おだやかな性格のAさん。もう1人は、キレイだけど性格がきついCさん。話しやすいのは、おだやかな保健師のAさん。2人は、同じくらいの年齢で同じ保健師なのに学歴が高いのか?性格のせいなのか、仕事のできが悪いのか?いつもCさんは、Aさんを完全に「下の人」扱いだったことを覚えています。余談になりましたが、どこでも人間関係はついてまわるんですね。看護師=病院で働くというイメージしかなかった私ですが保健師・助産師・介護福祉士・ケアマネージャーなど看護師資格から派生していく国家資格もあるということが分かり興味深い内容だと思いました。

まるごとガイドシリーズのラインナップ

ミネルヴァ書房のまるごとガイドシリーズには、看護師、保健師、ケアーマネージャー、介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー、精神保健福祉士、作業療法士、理学療法士などが出版されています。資格の取り方やしごとに関しての内容です。私が読んだのは、全国保健師教育機関協議会監修の「保健師まるごとガイド」だけですが、他のシリーズも見つけたら読んでみたいと思うような内容でした。

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