ナースとインフォームド・コンセント

図書館で「ナースとインフォームド・コンセント」という本を見つけて借りてきました。インフォームドコンセントという言葉は、1990年に医師会が和訳したもので書籍が出版されたのは1998年。母の話では、昔のカルテはドイツ語で暗号のように書いてあり患者が見ても何が書いてあるか意味不明なことが多く患者が見ても病名も診断名も何もわからなかったそうです。今は、のぞきこむと日本語で書いてありますよね?

ナースとインフォームド・コンセント

医師と患者が、上下関係やパターナリズムといわれていた時代を経て、医療スタッフも患者も一緒に治療をすすめていくのが今の主流となる考え方です。イメージとしては、ドクターの補佐的な役割だった看護師の役割は、もっと大きなものになっている気がします。治療のことは医師も説明をするけど専門的すぎて分かりにくい事が多いですよね?でも看護師が細かく説明に時間を割いてくれ気持ちを和らげてくれると不安が解消されます。

患者側の立場にたち心配りやフォローをする看護師。入院するとき、患者の家族構成(両親・配偶者・兄弟・姉妹・子供などの年齢・性別)既婚・独身・子供の有無なども聞くのは、看護師。問診票には、患者本人について記録し主に世話や 介護をする人・排泄・食事・睡眠・入浴・煙草・アレルギー・アルコール・会話・聴力・歩行などを本人か家族が記録します。看護師は、過去の病歴や生活状況を記録し医師と患者の橋渡しのような大きな役割を担っています。

私は、まだインフォームド・コンセントの意味も十分に理解できていませんが、面接で質問されたら何も答えられないと思いこの本を読みました。患者からは、どんなことが不安なのか?どんな悩みを持っているのか?入院に対する考え方、医療や看護に対する考え方・キーパーソンとなる人物、入院前の生活状況などを得なければなりません。家族からは、家族構成・患者の役割(入院によって仕事に支障が出るのか?家族で対応できる状態か否か?)経済的な状況を確認し把握しておかなければいけません。看護師側からは、治療方針の説明なども必要になっていきます。

看護学校の面接の不安を解消するために読んだ本ですが、看護師の役割を理解するのに役立ちました。

 

 

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